金銭管理(マネジメント)能力を身につける 基本は自己管理から

 パッと使うか、慎重に使うか。お金の使い方は人それぞれ。でも、一定の収入の範囲ですべてを賄わなくてはいけないというのが大原則です。一人暮らしを始めたら、金銭管理も自己責任。金銭管理能力の基本を身につけましょう。

はじめに・・・ お金の管理は社会人への第一歩です
 一人暮らしを始めるとさまざまな支出が発生します。家賃のほかにも水道、電気、ガスなどの公共料金、携帯電話など、毎月支払わなくてはならない代金はたくさんあります。そのためには何にいくら必要なのかを考えて、計画的にお金を使う必要があります。バランスのとれた金銭管理のスキルを身につけることが大切です。
まず大切なのは 収支のバランスへの意識
 「収入(入ってくるお金)」と「支出(出ていくお金)」のバランスをとることが大切です。無計画に使うと、すぐに支出が収入を上回ってしまいます。一定の予算内で生活ができるよう、金銭を管理することが大切。収支のバランスを常に心がけましょう。
監修 : 田邉 信之              たなべ のぶゆき (公立大学法人 宮城大学 教授)

東京都出身。京都大学法学部在学時に一人暮らしを開始。卒業後、日本興業銀行を経て2009年より現職。専門は不動産投資・証券化、金融、経営財務。「基礎から学ぶ不動産投資ビジネス」(日経BP社、不動産協会・優秀著作奨励賞)、住宅新報連載(日本不動産ジャーナリスト会議賞)など著書・論文多数。

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CHECK! 「一人暮らし」の準備で能力を身につける 収入や家賃の相場、生活費の目安、金銭管理法や節約技術までを紹介します。
CHECK1
まずは、自分の管理能力を知ることが大切です
 あなたは浪費派、それとも節約派? 自分の収入を常に意識してその範囲内で計画的にお金を使うことは大切なこと。誰もが理解しているはずのことですが、欲しいものを目にするとつい衝動的に買ってしまうのもよくあること。自分の金銭管理能力を自覚しましょう。
CHECK2
契約以外にも引っ越し代や家財購入費も必要となります
 新しい部屋を見つけて契約も終了。でも、必要な費用はそれだけではありません。まず、引っ越し代。業者に頼んだ場合、3~10万円くらい。ほかにもテレビや洗濯機、冷蔵庫などにベッドやテーブルなどの最低限の家具。20万円くらいは見ておきましょう。
CHECK3
生活に必要となる費用は、家賃や食費、光熱費などさまざまです
 月々の生活に必要な金額はどのくらいでしょうか。主なものをあげてみると家賃、食費、水道光熱費、交通費、携帯電話などの通信費、娯楽費等々…、いろいろな出費があります。家賃は首都圏、近畿圏、地方で相場が異なるため、全体の生活費にも差が出てきます。
CHECK4
同じ広さの部屋でも、地域によって2万円前後の差があります
 同じ広さの部屋でも、地域によって家賃の相場には差があります。一般に人々が集まる地域ほど、家賃が高くなります。
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CHECK5
あなたの生活に必要な費用の目安をシミュレーションしてみましょう
 一人暮らしには月々どのくらいの費用が必要でしょうか。学生と社会人では違って当然ですが、一定の収入内で賄わなければならいという原則は同じです。仕送り、アルバイト料、奨学金などの収入とそれに見合った生活費を具体的にシミュレーションしてみましょう。
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CHECK6
金銭管理の第一歩、まずは家計簿をつけてみましょう
 計画的に使わなくてはならないことはわかっているけど、なかなかできないのが現実。でも、ノートにレシートを貼るだけなら誰にでもできるのでは。ほかにも用途別に封筒に入れて分けたり、パソコンのソフトを使ったり。自分にあった管理法を見つけましょう。
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CHECK7
むだな出費を減らし、いざという時のために貯蓄を心がけましょう
 外食より自炊のほうが食費は節約できます。デパ地下の食品売り場は、閉店30分前になると半額なんてことも。帰省などで長い間部屋を空けるときは、ブレーカーを落とすと節電につながります。小さなことをコツコツ積み重ねることが節約のコツと知りましょう。
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